粗大ごみ処理施設

収集されたごみは、こうして資源化処理されます。

施設の特徴

本施設は不燃ごみ、粗大ごみを安全に、かつ衛生的に処理する為に建設された施設です。
搬入される多種多様のごみに対応した前処理装置と、衝撃・剪断効果のあるリングハンマを備えた横型回転破砕機を採用しており、効率的にごみを破砕します。
破砕されたごみは磁選機、粒度選別機、アルミ選別機を経て、鉄、不燃物、可燃物、アルミの4種類に分けられます。
資源化されるのは機械選別による鉄、アルミで、それぞれ再生業者により再び資源として利用されます。
不燃物
アルミニウム
可燃物
中央操作室
本粗大ごみ処理施設は中央操作室にて、モニター、各種センサーによる遠隔集中制御方式で運転状況を把握します。
中央操作室 モニター
粗大ごみ前処理装置
タンスやジュータンなど大型の可燃物を所定の長さに剪断します。
2軸低速破砕機(爆発防止前処理装置)
タイヤ、丸太など粗大ごみ前処理装置で剪断できないものを処理します。またスプレー缶が爆発しないように、可燃性ガスを除去するための処理をします。
横型回転式破砕機
横軸縦回転型。不燃性粗大ごみ(主に電化製品、自転車、トタン等を回転する32個のハンマーによって細かく砕きます。

二次公害防止

公害関係法令及びその他関連法令に適合し、これを遵守する構造、設備とし、規制値をクリアしています。
ごみの搬送、貯留途上での騒音、各機器より発する騒音の対策として全ての設備を防音建屋内に収納しております。特に破砕機は厚い鉄筋コンクリートの破砕機室に納めて壁に吸音材を貼り付けています。また強固なコンクリートの基礎に防振ベッドで振動を吸収しています。投入部、破砕部、選別部及び排出部には集塵フードを設け、ダクトで集塵装置に導き完全に集塵しますので、周囲の環境を汚染しません。

施設概要

処理能力
50 t/1日(5時間)
処理方式
横型回転破砕機
粗大ごみ前処理装置
二軸低速破砕機
選別設備
磁選機、粒度選別機
アルミ選別機
建設年度
平成3年12月~平成5年3月
施設概要
鉄骨ALC造 (一部RC造)
地上5階 地下1階
延床面積 2,533 ㎡